今、見直されている味噌汁の健康効果は?(その2:近年の研究成果)

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右手にペンとメモ、左手にピンセットを持って研究をしている

今、見直されている味噌汁の健康効果は?(その2:近年の研究成果)

健康情報

2019/02/25 今、見直されている味噌汁の健康効果は?(その2:近年の研究成果)

味噌汁が塩分過多に繋がるというデメリットは、減塩の工夫(前報)で軽減できますし、味噌中の塩分は同じ食塩量でも減塩効果があるという論文(共立女子大・上原誉士夫,2012;広島大名誉教授・渡邉敦光,2017)、が発表されたこともあり、気にかけなくても良いように思います。

 

それよりも、近年の研究成果から得られた味噌の多くのメリットを紹介します。

味噌汁を13杯以上飲むことは、糖尿病の発症予防に有効(山形大医・第三内科) →大豆タンパク質がアディポネクチンの合成を促進し、血糖値を低く保つ

味噌汁の摂取が多い女性は乳がんになりにくい(厚生労働省研究班・津金ら) → 大豆のイソフラボンが乳がんを抑制する

腸内環境を整えて、便秘解消(栄養学者・五明紀春) → 熟成が進んだ味噌中のメラノイジン(褐色色素)が乳酸菌の増殖を促す

美肌効果(佐賀大・北垣浩志) → 味噌の発酵過程で生成するグルコシルセラミドが肌細胞を活性化する

コレステロールの低下作用(姫路工業大・辻啓介) → 大豆レシチンがコレステロール値の上昇を抑制する

老化の防止(大妻女子大・加藤博通) → 味噌が活性酸素を抑制し、脂質の酸化を防止する

その他、乳がんだけでなく胃がん・肝臓がん・大腸がん等の抑制効果も確認され、さらに味噌汁の具材まで含めると、骨粗鬆症や高血圧の予防効果も見いだされています。

 

こう見てくると、味噌は大豆の栄養成分と発酵過程での2次的要素(大豆には少ない種類のアミノ酸やビタミン類等、吸収され易さ)が加味された、当に「スーパーフード」と言えます。

(本文中の下線部の詳細については、インターネット等の情報で確認してください。)

次報では、味噌汁の具材を中心に具体的な作り方を、最新の情報も加えて紹介します。

 

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