機能が注目の抗酸化食品(その2:摂取の効果と将来展望)-更新リブログ-

株式会社 健康機能性成分研究所

0774-32-4343

〒606-0805 京都市左京区下鴨森本町15番地 生産開発科学研究所ビル2F

右手にペンとメモ、左手にピンセットを持って研究をしている

機能が注目の抗酸化食品(その2:摂取の効果と将来展望)-更新リブログ-

健康情報

2019/05/13 機能が注目の抗酸化食品(その2:摂取の効果と将来展望)-更新リブログ-

前報で紹介したように、抗酸化力の強い食品はその測定法や調査によりまちまちですので、現状では一つ二つに絞るのではなく、満遍なく摂取するのが良いでしょう。また例えば、リンゴは赤い皮(アントシアニン系の色素)の部分に実の数倍の抗酸化力がありますし、みかんの白い筋(アルベド:中果皮)にもポリフェノールがありますので、皮ごとの食べ方が効果的です。

 

サプリメントでも、ルテイン(ほうれん草)・イソプラボン(大豆)・ブルーベリーエキス・セサミン(ゴマ)等の抗酸化物質が人気で容易に摂取できますが、食品として摂取した方が種々の成分の相乗効果も期待できますので、こちらを推奨します。サプリメントの利用は、あくまでも食生活における補助的手段と考えてください。

 

現状では、実験的にある測定方法で抗酸化力が強いと評価されても、実際にヒトの体内に吸収・蓄積され有効に機能していると確認されるまでには至っていません。

しかし、最近の学会で、「カロテノイド含有野菜ジュースの摂取がマウスの大腸がんの発症に抑制的に働く」、「機能性農産物を使用した弁当の連続摂取によりヒト内臓脂肪面積の有意な減少が認められた」等の報告がなされたように、生体内での機能性を認定する成果が蓄積されつつありますので、今後、生体内における有益性が確立されていくと思われます。

 

従ってそう遠くない将来において、個々の食品に含まれる抗酸化物質の総量表示が可能になり、どの食品をどの位摂取すれば機能が発揮できるのかの目安量も認知されるようになるはずです。そうなれば抗酸化食品の摂取が、真に酸化ストレスの軽減を通して生活習慣病や老化の予防・抑制、つまり「健康長寿」に繋がることになると期待できます。

今はそれを信じて、常に抗酸化食品の摂取を怠らないようにすることを念頭に置いて、食生活を送ってください。

(本文中の下線部の詳細については、インターネット等の情報で確認してください。)

 

株式会社 健康機能性成分研究所
住所:〒606-0805
京都市左京区下鴨森本町15番地 生産開発科学研究所ビル2F
TEL:0774-32-4343

TOP