0774-32-4343
〒606-0805 京都市左京区下鴨森本町15番地 生産開発科学研究所ビル2F
小豆とその餡(あずきあん)の健康効果(その1:小豆の栄養・健康成分)
大豆の健康パワーに比べて、いまいち大きな話題にならず肩身の狭い小豆ですが、最近、特に小豆餡についてはその健康効果が見直されています。
そこで本報では、小豆の含有成分や餡への加工法などから、その健康効果について紹介します。
まず、茹でた状態の小豆の栄養成分(100g当たり)を、同じ茹で黄大豆(カッコ内の数値)と比較してみます。
・エネルギー:143kcal(176)・水分:64.8g(65.4)・タンパク質:8.9g(14.8)
・脂質:1.0g(9.8)・炭水化物:24.2g(8.4)・食物繊維:11.8g(6.6)
炭水化物は20数%(その内糖質は約20%)と多いのですが、GI値は低い。タンパク質は9%、脂質に至っては1%と少なく、エネルギーは大豆の8割程度のカロリー数になります。食物繊維は大半が不溶性なので、便秘解消の働きがあります。
その他、微量栄養成分もほぼ満遍なく含まれており、特にビタミンB1は糖質代謝に欠かせない成分で、鉄は貧血や肌トラブルに効果的です。
栄養成分以外で、小豆に特徴的な成分と言えるのは小豆ポリフェノール(カテキングルコシド、ルチン、アントシアニン等)です。赤ワインより多いとの記述が見受けられますが、乾燥豆との比較なので、注意しないといけません。その働きは強い抗酸化作用で、アンチエイジングが期待できます。皮に多いのがサポニンで、抗酸化作用の他、血栓予防やむくみ改善に有効です。
小豆の利用法としては、普通に茹でた豆として食べてもいいです(活用レシピ多々あり、その際は昔から薬効があるとされている煮汁も利用)が、やはり、餡として加工された物を食べる機会が多いはずです。
(本文中の下線部の詳細については、インターネット等の情報で確認してください。)
次報では、餡作りの歴史と科学、さらに餡の活用について言及します。
19/11/21
19/11/20
19/11/11
19/11/05
19/10/28
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大豆の健康パワーに比べて、いまいち大きな話題にならず肩身の狭い小豆ですが、最近、特に小豆餡についてはその健康効果が見直されています。
そこで本報では、小豆の含有成分や餡への加工法などから、その健康効果について紹介します。
まず、茹でた状態の小豆の栄養成分(100g当たり)を、同じ茹で黄大豆(カッコ内の数値)と比較してみます。
・エネルギー:143kcal(176)・水分:64.8g(65.4)・タンパク質:8.9g(14.8)
・脂質:1.0g(9.8)・炭水化物:24.2g(8.4)・食物繊維:11.8g(6.6)
炭水化物は20数%(その内糖質は約20%)と多いのですが、GI値は低い。タンパク質は9%、脂質に至っては1%と少なく、エネルギーは大豆の8割程度のカロリー数になります。食物繊維は大半が不溶性なので、便秘解消の働きがあります。
その他、微量栄養成分もほぼ満遍なく含まれており、特にビタミンB1は糖質代謝に欠かせない成分で、鉄は貧血や肌トラブルに効果的です。
栄養成分以外で、小豆に特徴的な成分と言えるのは小豆ポリフェノール(カテキングルコシド、ルチン、アントシアニン等)です。赤ワインより多いとの記述が見受けられますが、乾燥豆との比較なので、注意しないといけません。その働きは強い抗酸化作用で、アンチエイジングが期待できます。皮に多いのがサポニンで、抗酸化作用の他、血栓予防やむくみ改善に有効です。
小豆の利用法としては、普通に茹でた豆として食べてもいいです(活用レシピ多々あり、その際は昔から薬効があるとされている煮汁も利用)が、やはり、餡として加工された物を食べる機会が多いはずです。
(本文中の下線部の詳細については、インターネット等の情報で確認してください。)
次報では、餡作りの歴史と科学、さらに餡の活用について言及します。
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