大豆の健康パワー(その1:含有成分とその働き)-更新リブログ-

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〒606-0805 京都市左京区下鴨森本町15番地 生産開発科学研究所ビル2F

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健康情報

2019/06/10 大豆の健康パワー(その1:含有成分とその働き)-更新リブログ-

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大豆は伝統的な日本食における食材の一つとして昔から食され、時代とともにその加工技術も発達していきました。豆腐・湯葉・きな粉・おからの他にも味噌・醬油・納豆などの発酵食品として、日本人の食卓にはなくてはならず、それが長寿に繋がっていると考えられます。

本報では、「健康長寿食」とも言える大豆の健康パワーについて、改めて紹介します。

 

まずは栄養成分ですが、乾燥品ではタンパク質が30数%と非常に多いだけでなく、炭水化物30%弱、脂質20%強と三大栄養素が豊富にバランス良く含まれています。特にタンパク質は量だけでなく、必須アミノ酸がバランスよく含まれていて良質アミノ酸スコア100なので、「畑の肉」と称されています。その消化吸収率は、煮豆では70%程度ですが、納豆や豆腐に加工すると90%以上とより効率よくなります。その他、食物繊維、ビタミン(B1,E,葉酸等)、ミネラル(K,Ca,Mg,P)など様々な栄養素も存在しますが、コレステロールは全く含まれていません。

 

健康に関わる成分としては、女性ホルモン様作用を示して更年期障害を緩和し骨粗鬆症を予防する「イソフラボン」をはじめ、ビフィズス菌増殖作用のある「オリゴ糖」、コレステロールなど血中脂質低下や脳の活性化に働く「レシチン」、生活習慣病や老化予防に効く「サポニン(苦味成分)も知られています。

また、がん予防効果のある食品“デザイナーフーズ(アメリカ国立がん研究所、1990)で、ピラミッドの頂点(重要度が高い)には、ニンニク・キャベツなど7種類の野菜に加えて大豆が挙げられています。

 

このように優れた食材の大豆なのですが、まだまだ健康日本21が目標とする摂取量にはほど遠いようですので、次報ではその消費の現状(摂取量や加工品の特徴)について紹介します。

(本文中の下線部の詳細については、インターネット等の情報で確認してください。)

 

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