0774-32-4343
〒606-0805 京都市左京区下鴨森本町15番地 生産開発科学研究所ビル2F
健康飲料としての緑茶(その1:歴史とその種類・成分)
緑茶は昔から日本人に親しまれている飲料ですが、家で淹れて飲むもので、外で買って飲むものではありませんでした。そこに風穴を開けたのが伊藤園で、1985年に缶入り緑茶を発売し、1990年にはペットボトルの緑茶が誕生しました。この背景には、「カテキン」の健康効果が認知され始めた頃と重なるところがあり、それが緑茶の付加価値になりイメージアップに繋がったと言えます。
現在は伊藤園の「おーいお茶(1989年発売)」がトップブランドを維持していますが、「伊右衛門」、「生茶」、「綾鷹」等と激しいシェア争いを繰り広げていて、新製品ラッシュの緑茶戦争状態です。
緑茶は、まず炭酸・清涼飲料と違って無糖飲料であることが特徴として挙げられます。さらに茶の味を決めているのが、渋み成分の「カテキン類」とうまみ成分の「テアニン」です。両者の成分の多少は、茶の木を栽培するときの日光の量によって決まり、煎茶はカテキン類が多く、抹茶はテアニンが多いのです。ペットボトル茶の味覚競争は、2004年の伊右衛門の新発売に端を発し、直近では“濃さ”や“濁り”がブームになっています。
次報では、緑茶飲用の効能を疫学調査した結果について、紹介します。
株式会社 健康機能性成分研究所 住所:〒606-0805 京都市左京区下鴨森本町15番地 生産開発科学研究所ビル2F TEL:0774-32-4343
19/11/21
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緑茶は昔から日本人に親しまれている飲料ですが、家で淹れて飲むもので、外で買って飲むものではありませんでした。そこに風穴を開けたのが伊藤園で、1985年に缶入り緑茶を発売し、1990年にはペットボトルの緑茶が誕生しました。この背景には、「カテキン」の健康効果が認知され始めた頃と重なるところがあり、それが緑茶の付加価値になりイメージアップに繋がったと言えます。
現在は伊藤園の「おーいお茶(1989年発売)」がトップブランドを維持していますが、「伊右衛門」、「生茶」、「綾鷹」等と激しいシェア争いを繰り広げていて、新製品ラッシュの緑茶戦争状態です。
緑茶は、まず炭酸・清涼飲料と違って無糖飲料であることが特徴として挙げられます。さらに茶の味を決めているのが、渋み成分の「カテキン類」とうまみ成分の「テアニン」です。両者の成分の多少は、茶の木を栽培するときの日光の量によって決まり、煎茶はカテキン類が多く、抹茶はテアニンが多いのです。ペットボトル茶の味覚競争は、2004年の伊右衛門の新発売に端を発し、直近では“濃さ”や“濁り”がブームになっています。
次報では、緑茶飲用の効能を疫学調査した結果について、紹介します。
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