健康飲料としての緑茶(その1:歴史とその種類・成分)

株式会社 健康機能性成分研究所

0774-32-4343

〒606-0805 京都市左京区下鴨森本町15番地 生産開発科学研究所ビル2F

右手にペンとメモ、左手にピンセットを持って研究をしている

健康飲料としての緑茶(その1:歴史とその種類・成分)

健康情報

2017/09/11 健康飲料としての緑茶(その1:歴史とその種類・成分)

 

緑茶は昔から日本人に親しまれている飲料ですが、家で淹れて飲むもので、外で買って飲むものではありませんでした。そこに風穴を開けたのが伊藤園で、1985年に缶入り緑茶を発売し、1990年にはペットボトルの緑茶が誕生しました。この背景には、「カテキン」の健康効果が認知され始めた頃と重なるところがあり、それが緑茶の付加価値になりイメージアップに繋がったと言えます。

 

現在は伊藤園の「おーいお茶1989年発売)」がトップブランドを維持していますが、「伊右衛門」、「生茶」、「綾鷹」等と激しいシェア争いを繰り広げていて、新製品ラッシュの緑茶戦争状態です。

 

緑茶は、まず炭酸・清涼飲料と違って無糖飲料であることが特徴として挙げられます。さらに茶の味を決めているのが、渋み成分の「カテキン類」うまみ成分の「テアニン」です。両者の成分の多少は、茶の木を栽培するときの日光の量によって決まり、煎茶はカテキン類が多く、抹茶はテアニンが多いのです。ペットボトル茶の味覚競争は、2004年の伊右衛門の新発売に端を発し、直近では“濃さ”や“濁り”がブームになっています。

 

次報では、緑茶飲用の効能を疫学調査した結果について、紹介します。

 

株式会社 健康機能性成分研究所
住所:〒606-0805
京都市左京区下鴨森本町15番地
生産開発科学研究所ビル2F
TEL:0774-32-4343

TOP