0774-32-4343
〒606-0805 京都市左京区下鴨森本町15番地 生産開発科学研究所ビル2F
健康飲料としての緑茶(その4:効果的な摂取法)
これまで3報に渡って緑茶の健康効果、とりわけカテキン類の効能について紹介してきましたが、緑茶のこの最終報では、その効果的な摂取法について言及します。
まずカテキンは煎茶に多く含まれますが、ほうじ茶には少ないのです。その煎茶も5月に摘まれる一番茶よりも、その後の二番茶、三番茶である「夏摘み茶」でより多くなります。またカテキンは高温のお湯で淹れるほど良く浸出されます。つまり、夏摘みの煎茶(いわゆる番茶)を高温(90℃位)で淹れて飲むのがベターです。
最近は市販のペットボトル茶を飲む人が多いと思います。その中で断トツにカテキンが多いのは「ヘルシア(花王)」ですが、その分かなり渋い味になります。「カテキン緑茶(伊藤園)」や
「濃い」と銘打つ製品が、茶葉で淹れる煎茶とほぼ同じレベルですが、これら以外の一般的な製品のカテキン量は、煎茶の出涸らしレベルで少ないのです。その理由は喉の渇きを潤す「止渇性」を重視しているためで、渋みを抑えているのです。
最後に最も効果的な摂取法を紹介します。それは飲むより「食べる」ことです。飲む浸出液より茶殻に残る成分が意外と多いのです。カテキンも茶殻に2倍以上多く残っており、食べることで茶葉の成分全てを摂取できることになります。抹茶を飲むあるいはその粉末を利用する、荒挽き茶なら1~2㍉程度の粉にして食べる、とベストと言うことになります。何事も行き過ぎは良くないので、食べるなら1日に3g程度を目安にしましょう。
株式会社 健康機能性成分研究所 住所:〒606-0805 京都市左京区下鴨森本町15番地 生産開発科学研究所ビル2F TEL:0774-32-4343
19/11/21
19/11/20
19/11/11
19/11/05
19/10/28
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これまで3報に渡って緑茶の健康効果、とりわけカテキン類の効能について紹介してきましたが、緑茶のこの最終報では、その効果的な摂取法について言及します。
まずカテキンは煎茶に多く含まれますが、ほうじ茶には少ないのです。その煎茶も5月に摘まれる一番茶よりも、その後の二番茶、三番茶である「夏摘み茶」でより多くなります。またカテキンは高温のお湯で淹れるほど良く浸出されます。つまり、夏摘みの煎茶(いわゆる番茶)を高温(90℃位)で淹れて飲むのがベターです。
最近は市販のペットボトル茶を飲む人が多いと思います。その中で断トツにカテキンが多いのは「ヘルシア(花王)」ですが、その分かなり渋い味になります。「カテキン緑茶(伊藤園)」や
「濃い」と銘打つ製品が、茶葉で淹れる煎茶とほぼ同じレベルですが、これら以外の一般的な製品のカテキン量は、煎茶の出涸らしレベルで少ないのです。その理由は喉の渇きを潤す「止渇性」を重視しているためで、渋みを抑えているのです。
最後に最も効果的な摂取法を紹介します。それは飲むより「食べる」ことです。飲む浸出液より茶殻に残る成分が意外と多いのです。カテキンも茶殻に2倍以上多く残っており、食べることで茶葉の成分全てを摂取できることになります。抹茶を飲むあるいはその粉末を利用する、荒挽き茶なら1~2㍉程度の粉にして食べる、とベストと言うことになります。何事も行き過ぎは良くないので、食べるなら1日に3g程度を目安にしましょう。
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