健康飲料としての緑茶(その4:効果的な摂取法)

株式会社 健康機能性成分研究所

0774-32-4343

〒606-0805 京都市左京区下鴨森本町15番地 生産開発科学研究所ビル2F

右手にペンとメモ、左手にピンセットを持って研究をしている

健康飲料としての緑茶(その4:効果的な摂取法)

健康情報

2017/10/02 健康飲料としての緑茶(その4:効果的な摂取法)

これまで3報に渡って緑茶の健康効果、とりわけカテキン類の効能について紹介してきましたが、緑茶のこの最終報では、その効果的な摂取法について言及します。

 

まずカテキンは煎茶に多く含まれますが、ほうじ茶には少ないのです。その煎茶も5月に摘まれる一番茶よりも、その後の二番茶、三番茶である「夏摘み茶」でより多くなります。またカテキンは高温のお湯で淹れるほど良く浸出されます。つまり、夏摘みの煎茶(いわゆる番茶)を高温(90℃位)で淹れて飲むのがベターです。

 

最近は市販のペットボトル茶を飲む人が多いと思います。その中で断トツにカテキンが多いのは「ヘルシア(花王)」ですが、その分かなり渋い味になります。「カテキン緑茶(伊藤園)」や

「濃い」と銘打つ製品が、茶葉で淹れる煎茶とほぼ同じレベルですが、これら以外の一般的な製品のカテキン量は、煎茶の出涸らしレベルで少ないのです。その理由は喉の渇きを潤す「止渇性」を重視しているためで、渋みを抑えているのです。

 

最後に最も効果的な摂取法を紹介します。それは飲むより「食べる」ことです。飲む浸出液より茶殻に残る成分が意外と多いのです。カテキンも茶殻に2倍以上多く残っており、食べることで茶葉の成分全てを摂取できることになります。抹茶を飲むあるいはその粉末を利用する、荒挽き茶なら12㍉程度の粉にして食べる、とベストと言うことになります。何事も行き過ぎは良くないので、食べるなら1日に3g程度を目安にしましょう。

 

株式会社 健康機能性成分研究所
住所:〒606-0805
京都市左京区下鴨森本町15番地
生産開発科学研究所ビル2F
TEL:0774-32-4343

TOP