損失しやすいビタミンC(その1:必要量と多い食品)

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損失しやすいビタミンC(その1:必要量と多い食品)

健康情報

2017/10/10 損失しやすいビタミンC(その1:必要量と多い食品)

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微量栄養素であるビタミンCは、コラーゲンの生成に必要で、抗酸化作用や免疫強化・ストレス軽減効果もあると言われており、欠乏すると壊血病を引き起こします。食事摂取基準(2015年版)では1日100mgが一般成人の推奨量です。

 

水溶性で体内に蓄積できず、摂取後2,3時間で排泄されます。一度に大量摂取してもダメで、朝昼晩と分けて、しかも損失要因が多い(具体的には次報で紹介します)ので、推奨量の数倍量は摂るようにすべきです。但し、サプリメントなどでの摂り過ぎにも注意が必要で、1日1000mg以上の摂取は推奨されていません。

 

ビタミンC(還元型と酸化型があり、その総量)を多く含む食品としては果物や野菜が挙げられますが、全てがそうではありません。果物では柑橘類・イチゴ・キウイ・柿などには多い(ほぼ4080mg/100gレモンは100mg/100g)のですが、通年物ではスイカ・ブリンゴ・バナナ・メロン、季節物ではブドウ・梨・桃などには少ない(20mg以下/100g)のです。野菜でも緑葉物には多いですが、ブロッコリー・ピーマン・唐辛子以外の実物(人参・大根・キュウリ・タマネギなど)は少ないですし、生ではなくゆでて食べると2,3割程が失われます。その他では緑茶やジャガイモも有効です。また果物や野菜ジュースでも200mLで、一日の推奨量の摂取が可能なものもあります(但し、ビタミンCの摂取に限ったことで、旬の果物や野菜に勝るものはありません)ので、表示で確認してください。

 

次報では、生でも含有量に季節変動がありますが、それ以外にも口に入るまでには損失要因が多いことを、実例で紹介します。

 

→損失しやすいビタミンC(その2:損失要因とその実例)はこちら

 

 

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