発酵食品である納豆の健康効果は?(その2:新製品、食べ方)

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〒606-0805 京都市左京区下鴨森本町15番地 生産開発科学研究所ビル2F

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発酵食品である納豆の健康効果は?(その2:新製品、食べ方)

健康情報

2019/04/08 発酵食品である納豆の健康効果は?(その2:新製品、食べ方)

「安い・美味しい・ヘルシー」と三拍子揃った納豆ですが、最近は食わず嫌いの関西でも「体に良いから食べる」という人が増えているとのこと。その消費額も近年の減少傾向を脱して、ここ数年は年々増加の一途だそうです。

 

当然、納豆は新製品の開発も盛んで、進化を遂げています。

まずは、あの独特の匂いが気になる人が多いことから、匂いの原因物質を作らない納豆菌を探索して匂わない」納豆が発売されました。後は容器に工夫を凝らして、食べる際に手が汚れない」構造の製品も出ています。また、主に海外への市場開拓を狙った粘らない」納豆は、糸を引いてこその納豆を逆手にとった製品で、香りが引き立ち、調理もし易いメリットがあるそうです。ごく最近になって、免疫力が従来の1.5倍高い納豆菌「S-903

による新製品も出ました。なお、カプセルに入った「そのもの納豆」というサプリまであります。

 

最後に、食べ方について紹介します。

納豆のパックには賞味期限が表示されていますが、なるべくギリギリに近いほど旨味が増し食べ頃です。また冷蔵保存しますが、30分程かけて常温に戻してから食べるのがベターです。タレはカラシが一般的ですが、ワサビ(イソチオシアネートの作用)の方が健康に繋がります。朝か夜かと言われれば夜の方がお薦めです(睡眠中にナットウキナーゼが作用)。

食べる際には50回程かき混ぜて粘りを充分に出してください(ポリグルタミン酸の作用)。

また、熱いご飯に混ぜる等加熱すると酵素の作用が弱まりますし、生の卵白も控えた方が良い(加熱した半熟卵や温泉卵なら大丈夫)でしょう。

今後はご飯にかける以外の用途として、特に夕食のおかずへの展開も期待されています(納豆オムレツなど、「おかず納豆」や「サラダ納豆」の新製品もあり)。1日に食べる量は100g程度までなら毎食3回食べても大丈夫(納豆以外にも大豆製品を多く摂っている人は、少し控える)ですので、味や食べ方のバリエーションを工夫して、納豆の健康効果を体現してみてはいかがでしょうか。

(本文中の下線部の詳細については、インターネット等の情報で確認してください。)

 

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