機能が注目の抗酸化食品(その1:定義と具体的な食品例)-更新リブログ-

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〒606-0805 京都市左京区下鴨森本町15番地 生産開発科学研究所ビル2F

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健康情報

2019/05/07 機能が注目の抗酸化食品(その1:定義と具体的な食品例)-更新リブログ-

抗酸化とは対象を我々の体とすると、酸化とは体が錆びる、すなわち老化することを意味します。従って、「抗酸化」とは老化に抵抗することで、いわゆる「アンチエイジング(抗加齢)」です。従って抗酸化食品とは、老化予防あるいは抗加齢の機能を有する食品の総称になります。

 

抗酸化力を有するか否かさらにその強弱は、酸化の元凶である活性酸素種を消去する能力を、実験的に測定する方法で証明されています。その方法には測定原理の異なるORACDPPHESRなど多種多様ありますが、得られる結果が異なる(例えば、ある試料の抗酸化力がORAC法では強くても、DPPH法では弱い)ため相互比較は不可能な現状です。

 

一般的な抗酸化食品としては、抗酸化物質であるポリフェノール類やカロテノイド類を多く含む食品(前者で緑茶、赤ワイン、ベリー類、黒豆、後者で人参、カボチャ、ピーマン等)やビタミンC及びEを多く含む食品(前者の柑橘系果物、ブロッコリーや後者のアボガド、ナッツ類等)が挙られます。

 

ORAC値の高い食品(アメリカ農務省;現在は削除も重要な目安にはなる)としては、クローブ・シナモンなどの香辛料やパセリ・バジルなどのハーブ(粉末や乾燥品で水分がほとんどない)が上位にランクされています。生のものでは、チョコレート・パプリカ・インゲン豆やベリー類の果物が目につきます。また、デザイナーズフーズピラミッド(アメリカ国立がん研究所、1990)で、がん予防効果の高い(抗酸化力が強いとも言える)トップはニンニクで、その下にキャベツ、大豆、生姜、人参等が上層部を占めています。東北大学の研究(1999)による抗酸化力ピラミッドの頂点が、バナナであることも良く知られています。

(本文中の下線部の詳細については、インターネット等の情報で確認してください。)

次報ではその2として、抗酸化食品の摂取効果と将来展望について、紹介します。

 

なお弊社では、抗酸化力測定の新法として、オゾン水による酸化還元電位法(ORP法)の特許権者(平成31年3月)となり、令和元年5月7日から受託を開始しています。この詳細については当該ホームページの新着情報<http://hfil.co.jp/news01>にアクセスしてください。

 

 

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